あの電話からどのくらい日にちが過ぎた頃だろうか。
店に電話が鳴った。
「〇〇法律事務所の〇〇と申しますが…。」
明らかに返金をせびってきたあの女性の声だった。
ガチャ。
電話を切った。
また、電話が鳴った。
「お金返してください。」
今度は、弁護士にふんした女性の声の当事者女性本人の声だった。
ガチャ。
電話を切った。
また電話が鳴った。
お店が忙しく電話を折り返すと本人に伝えた。
偽名、しかも弁護士を名乗って電話をかけてきた。
一瞬だが、詐欺を疑った。
警察に相談しようと、迷っていたがまず弁護士に相談することを決意した。
組合の保険を使い八王子の弁護士を雇った。
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