八王子輝髪の事件簿

「ご依頼の〇〇様ですか？」

はい。そうです。

「本日素行調査の為、よろしくお願いします。」

探偵事務所から電話だった。

こちらこそ今日はよろしくお願いします。

スタッフを総動員して、不審者の特定をしてくださるそうだ。

外は張り込みの探偵さん達ばかりだった。

元警察の刑事さんだったようだ。

事件性があると、判断された為、本部から本部長さんもいらしてくれた。

警察への通報の準備は万全との事だった。

1人の探偵さんが、サロン内の盗聴器の調査を行っているようだった。

その探偵さんに電話が入った様だった。

「〇〇さん。電話を変わってもらえますか？」

はい。

「素行調査を行っているのですが、わかった事があります。」

状況というか犯人の特定ができたようだ。

「先程から、こちらの様子を伺っている車両なんですが…。後でお教え致します。」

電話は本部長さんからだった。

「そのものどもが、何者か後で電話でお教えします。」

はい。よろしくお願いします。

電話が突然切れた。