八王子輝髪の事件簿

霞ヶ関の裁判所での出来事だ。

リクルート側とリンクで裁判を行っていた時の事だ。

私の弁護士が裁判中に突然泣き出した。

先生。ねぇ先生。何泣いてそんな事してるんですか？

こんなゴミ野郎の前で何で泣いてるんですか？

馬鹿な真似やめてくださいよ。

「一緒にお願いしましょう。泣いてお願いしましょう。」

何をですか？

「掲載をすぐできる様にお願いしましょう。」

ふざけるな。

こんなクソみたいな野郎に何故に、謝るんですか？ふざけるな。

先生がそんなんでどうするんですか？

最高裁まで申し立てしましょう。

「先輩がいるんです。」

はっ。何？

「相手側リクルートの弁護士側に先輩がいるんですよ。」

そんな事知りませんよ。

先生を依頼したのは私ですよ。

最高裁までやりましょう。

「もう、やめましょう。これ以上やっても無理です。」

私はショックだった。

弁護士が弱気だった。