六本木のITに詳しい、もとホワイトハッカーがいるとあるBARを訪れた。
ドリンクを一杯注文し、店主のもとホワイトハッカーの方に携帯端末を見せた。
最近携帯がフリーズするし、携帯のIPアドレスが勝手に海外になるんで、見ていただけませんか?
「はい。見せてください。」
携帯を差し出して私は見せた。
「ご察しの通り端末が怪しいですね。」
日本で携帯を使用すれば、近場の基地局のIPアドレスになるはずなのですが…。どうやらやはりIPアドレスが海外になってますね。」
これは、一体どういう事なんでしょうか?
「おそらくですが、ご自身の個人情報が漏えいしている恐れがあります。」
私はこの一件から、携帯を買い換えてセキュリティーを重視するようにした。
原因は、Wi-Fiからハッカーに情報を取られた様です。店の前に見知らぬナンバープレートの不審車両がよく停車している事を話すと、ホワイトハッカーの方は、そのものどもの仕業も考えられると話してくれた。
翌日、以前依頼していた探偵事務所に、その者どもの正体を聞こうと連絡したが、本部長の方は、行方不明になってしまっていた。全ての行動を邪魔されている様な感じだった。
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