八王子も今日は天気がいい。
バイクの風が心地良位日だった。
店に着くとスタッフが朝の準備をして営業の支度を済ませていた。
開店時間の朝9時だった。いつもと同じく、全員縮毛矯正のお客様だった。
髪の毛を見るなり、薬液塗布を開始していた。受付で電話が鳴り響く。
「予約をお願いします。」
いや今日はいっぱいですみません。
スタッフが、当日予約の話しをしていた。
えっ。断ってしまった。
また、電話だ。
「予約をお願いします。」
すみません。今日はいっぱいです。
「キャンセル待ちとかってないんですか?」
お客が怒って電話の奥でブツブツ文句を言っていた。
ホットペッパービューティーの予約画面を見れば知らないうちに予約が重なっていた。
「急がないと、予約が詰まって大変。」
スタッフが焦ってた。
大丈夫だよ。出来ないことはない。そう言い薬液を淡々と塗布し、施術を手短に済ませた。
丁度と午後のお昼過ぎだった。
新規のお客様が来店した。世田谷区からの来店らしかった。
いつもながら丁寧に、そして手早く塗布して
作業を終えた。
あまりの疲れのせいか目眩がしたので、バックに下りタバコ休憩をしていた。
午後のお客様も徐々にはけていき、世田谷区からの新規のお客様が最後に残った。
仕上がりがサラサラになりお客様もご満悦だ。
少しすると、連絡をしたのか、彼氏がBMWのSUVで迎えに来ていた。お会計は俺が払うよ。そんな話しが聞こえた。男性の手首には高級そうな腕時計をしていた。
髪型は、オールバック風で小柄な体型。目が細い感じのガッチリとした男性だった。お会計を済ませると、「ありがとう
ございます。」と言い帰って行った。
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